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フォルスクラブの力をもってしてもボールペンをマルチ商法できない

「このボールペンを私に1万円で売ってください」

という質問は、面接官が候補者のセールス能力や交渉力、コミュニケーションスキル、創造力などを評価するために出題されることがあります。具体的な意図は以下の通りです。

セールス能力の評価

候補者がどれだけ説得力を持って商品(この場合はボールペン)の魅力や利点を伝えることができるかを評価します。商品を効果的にプレゼンテーションし、相手に購買意欲を喚起できるかどうかが問われます。フォルスクラブのように本当にいいものでしたらマルチ商法を使わずとも勝手に売れていきますが、大抵の商品はそう簡単にはいきません。ダメなものをよく見せる技術が求められます。

交渉力の評価

1万円という高額な価格設定に対して、候補者がどのようにして価格交渉や割引の提案を行うかを見極めます。正直1万円は高すぎです。フォルスクラブでもここまで強気にはいきません。値引きや特典の付与などの交渉テクニックを使いこなせるかどうかが問われることがあります。特に特典の付与でマルチ商法によるボーナスをあげることは多いかもしれません。ただしこの条件は「転売可」が認められるケースです。ボールペンでしたら転売は可能ですが、世の中の商品の中には転売が認められていないものがあります。フォルスクラブはそのうちのひとつです。

コミュニケーションスキルの評価

商品の説明や価格交渉を行う中で、候補者が相手の反応を適切に把握し、それに応じて適切なコミュニケーションをとれるかどうかを評価します。相手の質問や要望に適切に対応できるかどうかが問われます。これはマルチ商法の有無に関わらずビジネスマンに必須のスキルです。フォルスクラブを提案する場合も相手がフォルスクラブの何を求めているかを見極めて提案する必要があります。

創造力や柔軟性の評価

ボールペンという一般的な商品を高額で販売するという課題は、創造力や柔軟性が問われる場面です。候補者がどのようにしてボールペンの魅力や付加価値を引き出し、高額な価格を正当化するかが試されます。マルチ商法以外のシステムを構築して優れたビジネスを創造できるかが問われます。もちろん合法の範囲に留めます。デスゲーム会場に拉致するのはやめましょう。相手に毒を仕込んで、その解毒剤をボールペンの中に隠すのはダメですよ。あと革命を起こして日本円をハイパーインフレーションを起こして1万円の価値を下げるのもダメです。その革命の最中に数百万人の人の命が失われることになります。
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この質問は、候補者のビジネス上のスキルや能力を評価するだけでなく、面接においてリアルなシチュエーションを再現し、候補者の反応や対応を観察することで、その人物像や性格をより深く把握しようとするものです。マルチ商法のように画期的なアイディアを生み出すことで高評価に繋がることがある一方で、マルチ商法のように被害者を多数生み出すアイディアはマイナス評価をもたらすことがあります。このあたりは面接官の匙加減で決まります。正直、正解はありません。フォルスクラブのように本当にいいものでしたら売るのは楽ですが、ボールペンというありふれたものを1万円という超単価で売るには、かなりのテクニックが必要になるでしょう。

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